医療脱毛とエステ脱毛では機器が違うの?
脱毛と一言に言っても、エステとクリニックでの脱毛の何が違うのかというと使うマシンが違うことが挙げられます。
【医療レーザー脱毛】というものは、レーザーで毛を作る部分を破壊することで長期間脱毛している状態を持続させることです。
永久脱毛と言われていますが、半永久的なものであり、また毛が生えてこないとは限りません。
こちらは医療行為に当たるため、医師監督のもとでしか使用出来ず、クリニックでしか受けることが出来ません。
それに比べてサロンで行われているものは【光脱毛】【フラッシュ脱毛】とよばれるもので、一時的な減毛効果を狙って行います。
そのため実施をやめたらまた生えてくる可能性が高いです。
ただ、継続することで永久脱毛と同じような効果を得ることが出来ると言われています。
最近増えている家庭用脱毛器も、サロンで行われているものの小さい版だと思っていただいてOKです。
サロンのほうがクリニックよりも安かったり、最近のマシンは永久脱毛に近い効果を得られることも多いため、最初サロンでしばらく通い、効果がある程度得られたら家庭用に切り替えるという方も増えています。
今回は、それぞれのマシンの種類やどんな効果を狙って行われているかをチェックしたいと思います。
医療脱毛で使われるマシンにはどんな種類があるの?
クリニックでは医療レーザーの脱毛マシンが使われます。
外でも絶縁針脱毛(ETL脱毛)と呼ばれるクリニックならではの脱毛方法もありますが(永久脱毛としての効果は最も確実)、今回はレーザー脱毛についてのお話とさせていただきます。
レーザー脱毛はのレーザーの種類によって狙う深度が変わってくる
皮膚は、表面から表皮(角質も含む)、真皮、皮下組織と3層に分かれています。
表皮の厚みは0.1~0.3mm(その中でも角質の厚みは0.01~0.03mm)、真皮の厚みは3~8mm、皮下組織は体の部位や個人によって差があります。
医療脱毛でつかわれるレーザーには大きくわけて3種類のレーザーがあり、何が違うかというとターゲットとする深さが変わってくることが一番大きな違いです。
図のように、レーザーによって届く深さが変わってきます。
体毛は毛によって深さが違うため、届く部位が深ければいいというものでもありません。
また、画像にあるバルジという領域が、毛の生成にはとても大事な部分で、こちらにアプローチすることで体毛の再生を抑えることが出来るということがわかってきました。
なので最近の脱毛マシンは毛球部だけでなくバルジ領域を意識したものが増えています。
部位や毛の質によって向き不向きがあるので、サロンを選ぶ際には必ず自分がどこのどういう体毛を処理したいのかということを考えて使っているマシンをチェックしてから選んでくださいね。
アレキサンドライトレーザー
3種類のレーザーの中で波長が最も短く浅いところにアプローチします。
メラニンの吸収率が高いため、日焼けしている肌に使用すると稀に火傷みたいになることがあるため注意が必要です。
濃い色の毛に反応しやすく、向いている毛は全身の体毛、ワキやVIO、髭などの濃い毛になります。
美肌効果も見込めます。
ダイオードレーザー
アレキサンドライトとヤグのちょうど中間くらいのところにアプローチするレーザーです。
性質的にもちょうど中間くらいで、特に産毛のような細い毛に威力を発揮してくれます。
逆に太く濃い毛はアレキサンドライトやヤグに比べると効果が劣ります。
ヤグレーザー
皮膚の最も深いところまで届くレーザーです。
太く濃く根深い毛に効果的です。
メラニン吸収性は低めのため、色黒や焼けている肌の方でも使えるメリットがあります。
自己処理を繰り返したことで硬毛化してしまった毛や産毛にもパワーを発揮してくれます。
皮下組織の方まで届くレーザーなので、リジュビネーション効果(若返り)にも。
ただ、レーザーの出力は強めなので他のものに比べると痛みを感じやすいです。
このように三様の特徴があります。
何を使ったらいいのかわからないという方はクリニックでしっかりと説明を受けて納得した上で施術を受けるようにしてくださいね。
脱毛マシンの熱破壊式と蓄熱式って何が違うの?
照射方法として、脱毛マシンには蓄熱式と熱破壊式という2種類があります。
脱毛マシン:蓄熱式
蓄熱式の脱毛は、低出力のレーザーや光を連続照射し、熱を徐々に与えながら毛根を破壊する照射方法です。
こちらは施術する人による差がでにくく、連続照射が可能なので短時間で処理が可能だと言われています。
また、熱を徐々に加える中でバルジ領域にアプローチしていくため、脱毛効果もより高いものが期待できます。
痛みも少なめですが、脱毛の即効性という意味では少し劣ります。
脱毛マシン:熱破壊式
熱破壊式の脱毛は、高出力のレーザーを1ショットずつ照射していく方法です。
主に毛球部のような毛の根元・深いところにアプローチしていきます。
小さなスポットへ照射していくので、なれない施術者ですと照射時にモレが出てしまう可能性もある、少し技術を要する脱毛マシンといえます。
強い出力で照射する分、痛みも多少ありますが、即効性は高く、とにかく早く毛が抜け落ちて欲しい!という人にはこちらの方がおすすめです。
では、今クリニックで使われている主なマシンについて説明していきます。
検討しているクリニックの情報をチェックすると、使用マシンについては必ず触れられているので、ご自身の目的に合ったマシンを使っているクリニック選びの参考にしてみてくださいね。
脱毛クリニックでよく使われている脱毛マシン7選
ジェントルマックスプロプラス(熱破壊式)
1台でアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの切替が行えるハイテクマシン。
体の中でも照射するレーザーを選択できるので、1台で体の隅々までその部位に適した照射が可能です。
ひとつ前のモデルに機器にジェントルマックスプロがあります。こちらは国内で初めて長期減毛と表在性の皮膚良性色素性疾患の治療での薬事承認を取得したマシン!
それが、プラスになったことで、薬事承認はもちろんのこと、一度に照射できる口径が大きく(18mm→26mm)なったので、施術時間を短縮することが出来るようになりました。
同じメーカーから出ているジェントルレーズプロはアレキサンドライトレーザーのみとなります(剛毛には強いけれど産毛にはやや弱い)。
今日本の脱毛クリニックでは最もシェアが高いマシンのイメージです。
スプレンダーX(熱破壊式)
1回の照射でアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを連続照射できる最新マシン。
もちろんアレキサンドライトレーザーだけ、ヤグレーザーだけと選択をすることも可能なため、ほとんどの肌・体毛に適応することが出来ます。
このような照射方法で日本の脱毛機器で承認を受けたのはこのスプレンダーXが初となります。
口径も最大の27mmで、一度に広範囲の照射が可能です。
現在(2023年夏)日本で使用されている機器の中では最も新しく、細かいところまで配慮が行き届いた脱毛マシンだといえます。
エリートiQ(熱破壊式)
日本で薬事承認を受けているアメリカ発の脱毛マシン。
アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーが切り替えて使うことが出来ます。
口径も24mmと大きめで短時間での施術が可能です。
スキンテルという肌色測定装置で、お肌の色を測定することで最適な設定で安全に脱毛をする事が可能です。
特に日焼けしている方にはオススメのマシンではないでしょうか。
他にもクライオエアー冷却という冷却システムを採用していて、常に冷風をかけながらの照射をしてくれるのでお肌の負担が少ないのもメリットでしょう。
ライトシェアデュエット、ライトシェアクアトロ(熱破壊式)
ライトシェアシリーズは、熱破壊式のダイオードレーザーの代表格です。
デュエットとクアトロの違いは、デュエットはダイオードレーザーでも1波長のみ、クアトロは2波長使えるという点になります。
クアトロのほうが少し深いところまで届くので、より濃い毛に対応しやすくなっています。
照射面積が7.7平方cmととても大きく、施術者による差が出にくい仕様です。
皮膚を吸引してレーザーを照射するという他にはない照射方法を取っており、より脱毛効果が高められています。
少し痛みもありますが、他のマシンで満足できなかった方は試す価値アリのマシンです。
ソプラノチタニウム(蓄熱式)
アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーの3種類のレーザー照射が可能なマシンです。
照射のスポット部分が色々なサイズがあるので照射部位によって選択することが可能です。
蓄熱式の代表格とも言えるソプラノチタニウムですが、熱破壊式よりも痛みは少なめ。
即効性はあまりなく、じわじわ気にならなくなっていく感じです。
時間はかかりますが、熱破壊式よりも長期的な効果が期待できるとも言われています。
3種のレーザーを選択できるので、お肌への好影響も色々と期待できますね。
メディオスターネクストプロ(蓄熱式)
蓄熱式脱毛マシンとしては、日本の薬事承認を最初にとった企業の最新版になります。
2種類の波長のダイオードレーザーで処理していきます。
ハンドピースタイプで、3種類のスポット部分を選択できます。
最大で9.1平方センチメートルとかなり広範囲の照射が一度にできるような仕様になっていますので短時間で蓄熱式の施術を受けることが出来ます。
前冷却、同時冷却、後冷却、360度全方向型皮膚冷却システムを採用していて、お肌への負担は最小限となっています。
お肌が弱い方は選択肢としてかなり上位に挙げられそうです。
ヴィーナスヴェロシティ(蓄熱式)
ダイオードレーザーを使用した蓄熱式の脱毛マシンです。
ハンドピースタイプで最大7平方センチメートルの照射が可能。
こちらの大きなメリットはクリニック側にあり、たとえば消耗品が不要であったり、電気代が比較的かからないというところです。
そのためそれが価格に反映しやすく、ヴィーナスヴェロシティを使っているクリニックは費用が低めのことがあります。
脱毛効果もきちんとあるので、低コストで医療脱毛をしたい!という人には選択肢として上位になるでしょう。
キッズ脱毛をする上で脱毛マシンを選ぶポイントは?
キッズ脱毛をする上で、どの脱毛マシンを使っているクリニックがいいのかはかなり重要ポイントとなります。
選択のポイントとしては、
◯ 痛みが少ないアレキサンドライトレーザーや蓄熱式を扱っている
◯ 産毛に効果が高いダイオードレーザーかヤグレーザーを使っている
◯ 日焼けしている可能性が高いのでヤグレーザーを使えるマシンを扱っている
といったところでしょうか。
あとは、その子に合ったものをセレクトしクリニックを選択してみてくださいね。