京都の食といったら何を思い浮かべますか?
皆さんは京都の食べ物ときいて何を連想されますか?京料理、和食、湯豆腐、おばんざい、お漬物、和菓子など基本的には「和食」を想像される人が多いのではないでしょうか。
これはやはり京都の街並みや文化、歴史などからどうしても京都と言ったら「和」の代表的なイメージを連想させるのでしょう。
実際京都観光などにくる国内・国外の観光客もやはり京都に来たらからには京都らしい食べ物を食べたいという気持ちになるのは当然のことでしょう。
また、他の県の人からしても京都の人は常に和食を食べているというイメージがあるようですが、当然ですが和食ばかり食べているわけではなく、当然洋食も中華も韓国料理も好きです。また京都の人はお肉が大好き。特に牛肉が大好きで、牛肉の一世帯あたりの消費量は全国でもトップクラスなんです。京都の周辺には神戸牛、但馬牛、近江牛、松坂牛など牛肉の有名な産地があり、昔からそれらが京都に集まってきたことが京都に古くから牛肉文化が根付いたと言われています。
牛肉の消費量ももちろんトップクラスではありますが、それ以上に全国トップクラスの消費量を誇るのがパンです。
京都の人はパンが好きな人も多く、市内を歩くとパン屋さんもあちこちで見かけます。和のイメージの強い京都で何故これだけパンが人気なのでしょうか?
何故京都人はパンが好きなのか?
実は京都の人は全国でもトップを争うパンが大好きな県民性であることをご存じでしょうか。総務省が発表した総務省総計局「家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2017~19年平均)」の最新データでは、京都市がパンの消費量では全国6位、パンの年間購入金額では神戸市に次いで全国2位と上位に位置されています。
この総務省の統計でも2010年まで京都市は購入金額、購入数量共に全国1位を誇っておりましたが、2011年以降神戸市に抜かれてしまいましたが、それでも常に上位に位置しています。
では何故これほどまでに京都の人がパンを好きなんでしょうか。その理由は諸説ありますが、代表的な理由をご紹介します。
京都人がパン好きな理由①:新しいもの好きな県民性
京都の人というと多くの人が閉鎖的、古いものが好き等どこか保守的なイメージを持たれていますが、実は京都の人は昔から新しいものが大好きな県民性なんです。
よく考えてみて頂いたら納得するかもしれませんが、京都に平安京が遷都されてから途中、鎌倉や江戸に政治の実権を握られることもありましたが常に首都は京都であったという事実。つまり約1,000年にもわたり日本の中心には京都があったのです。
今の東京を連想してもらうとわかりやすいですが、首都が京都にあるということは、時代の最先端の情報が当時の京都に集まってきていたんです。つまり京都の人は常に新しいものに接してきたので、新しいものが大すきなんです。
京都人がパン好きな理由②:合理的なものが好き
京都は西陣織をはじめとした織物や伝統工芸が盛んな街。つまり職人も多が多い街です。職人さんといえば朝早くから働いているイメージがあると思いますが、実際その通りで、朝から悠長に白ご飯にお味噌汁におかずや漬物など食べている時間がもったいないんです。
そこで持ち運びも簡単で、手軽に食べられ、腹持ちもよく、栄養価の高いパンというのが職人さんが好む合理性とマッチしたようで、パンが好まれたようです
京都人がパン好きな理由③:学生が多いから
京都は古くから学生の街としても有名で、市内には京都大学や、同志社大学、立命館大学など全国的にも有名な大学をはじめとした多くの大学があります。
学生といえばいつの時代も共通していえるのが、そこまで裕福な生活をおくれていないということ。特に一人暮らしをしている大半の学生は、親からの仕送りやアルバイトなどをしながら大学に通っているので、なかなか余裕のある生活というのが難しいですよね。そんな学生さんたちにとってやはり少しでも出費を抑えたいのが食費です。
ですが、10代~20代前半にかけてはやはり食べ盛りの時期なので、食費は抑えたいけど、空腹は避けたい。そこで比較的安価でお腹もみたしてくれるパンというのが学生には重宝されたんです。京都大学や同志社大学の近くを通る今出川通は京都でもパン通りとして有名です。また京都植物園の北側を通る北山通も老舗のパン屋や話題のパン屋が集まっており、今注目を集めています。
以上の3つの理由が京都の人がパンを好きになった理由と言われていますが、これら以外に様々な理由があるかもしれませんね。
ちなみに同じ総務省の統計データでは京都市はコーヒーやバター、牛乳などの消費データで常に上位にランクインしているんです。いずれもパンと一緒に食卓に並ぶものですよね。
パンに合うものを一緒に…という意味でも納得のランキングなのではないでしょうか。
京都におこしの際には、ぜひパン屋さんもチェックしてみてくださいね!