ハムスターがかかりやすい病気について
ハムスターも人や犬・猫と同じように病気になります。これはハムスターを飼ったことがある人であれば思い当たることがあると思います。
ただ当然ですが、人と違って言葉を発することができないため飼い主が日頃からどこか様子がおかしくないかしっかりとチェックして、ハムスターからのSOSサインを見逃さないようにしてあげる必要があります。
またハムスターは他の小動物と同じように病気やけがを隠そうとする修正があるため、何か普段と少しでも様子がおかしいと思ったらすぐにかかりつけの病院に連れて行ってあげることが大切です。これは小動物ならではの特性で、自然界では弱っているところを見せてしまうとすぐに天敵に狙われてしまうため、体長不良を隠してしまうようです。
ハムスターは皮膚が弱い動物
ハムスターは皮膚があまり強くない動物です。市販で売られている巣材も「ウッドチップ」「紙製の床材」「牧草」などがあり、飼い主さんによっては自宅で使用している「キッチンペーパー」や「ティッシュペーパー」「新聞紙」などを細かく刻んで使用しています。
これはハムスターの性格や体質によって、その子にあう床材にしてあげることで皮膚病などを予防するという目的があります。もちろん床材はこまめに変えてあげる必要がありますし、ケージも定期的に水洗いなどしてキレイにしてあげることで、ハムスターの皮膚病を予防することができます。
ハムスターにこんな症状があるときは注意を!
ハムスターを日常的に観察していてもなかなか病気やけがを見つけるのが難しいですが、こんな症状がもしあった場合は病気やケガを疑ってください。
ハムスターの体調不良のサイン
1:普段と違って元気がなく、食欲がない(ご飯をあまり食べない)
2:糞が柔らかくて、お尻の周りが濡れたり、汚れている
3:傷や腫れ、毛が抜けている
4:目ヤニがひどかったり、炎症をおこしている
5:普段と歩行がおかしい(フラフラしたり、足を引きずっている)
6:くしゃみや鼻水がでる
7:急激に痩せてきた 等
もしこんな症状が見受けられる場合はすぐにかかりつけの動物病院に連れていき、処置をしてもらいましょう。何もしないで放置してしまうとハムスターの生命にかかわってきますので、必ず対処しましょう
ハムスターがかかりやすい病気(目・鼻・口)
では、ハムスターがかかりやすい病気の中でも目・鼻・口についてチェックしていきましょう。
1:結膜炎・麦粒腫・角膜炎・白内障
ハムスターは目の病気になることが多い動物です。原因は病気によっていろいろありますが、細菌、ウイルス、老化、遺伝、飼育環境などがあげられます。結膜炎や角膜炎は細菌やウイルス、ゴミ、埃などが原因で、目ヤニ・涙・目を気にして掻く・出血・目の白濁などがあります。衛生環境をしっかりすれば防ぐことができる病気です。また麦粒腫は人間でいう「ものもらい」の事で、瞼に白い腫瘍が出来たり、目ヤニや涙が大量にでて目が開かなくなったりします。これらの症状になってしまった場合は必ず病院につれていき、治療をうけましょう。
2:眼球突出
ハムスターの目が飛び出したような症状のことで、突出する原因は主に肥満、外傷、歯の疾患、眼窩の腫瘍、瞬膜炎、緑内障などがあるといわれていますが、確実な原因は不明です。
3:不正咬合
これもハムスターに多い病気の一つで、不正咬合は先天的な要因や、ケージの金網をかじるなどの癖が原因で、噛み合わせが悪くなる病気です。固いものが食べれられなくなってしまい、食欲がなくなり体重が急激に減少してしまうので、病院で治療が必要になります。噛み癖のあるハムスターの場合は金網タイプのケージはすぐにやめて、ハムスターが噛めないタイプのケージにしてあげましょう。
4:頬袋の炎症・膿瘍
ハムスターやリスなどは頬袋に食べ物をため込む修正があります。固い食べ物や柔らかい食べ物などであれば問題はないですが、粘着のある食べ物(お米やパン、お菓子等)を与えすぎてしまうと、頬袋の中に貯めた食べ物を取り出せず中で腐ってしまい、頬袋内に膿が出来たり、腫れてしまったりして、最悪手術をしないといけなくなります。決して人間が食べるものを与えないようにしましょう。
5:風邪・アレルギー性鼻炎
ハムスターも人間と同じで風邪やアレルギー性鼻炎になってしまいます。主な原因は飼育環境なので、室内の気温調整をハムスターが過ごしやすい適温にすること、床材にアレルギーの原因があるので、疑わしい場合は床材を変えてあげる事で対処が可能です。
ハムスターがかかりやすい病気(腫瘍)
高齢のハムスターにおきてしまうのが「腫瘍(がん)」です。元々ハムスターは腫瘍ができやすい動物のようで、体内に出来た腫瘍を発見するのは非常に難しいです。日頃からハムスターと触れ合っているとなんとなく「しこり」を感じて腫瘍かな?と思う事がありますが、その時はすぐに病院につてれいって検査してもらいましょう。
腫瘍が出来た場合の治療法としては原則人間と同じで手術で摘出するしかありません。早期発見の場合は抗がん剤治療を行う病院も中にはあるみたいですが、やはり摘出するしかありません。ただしハムスターは非常に身体も小さく、年齢によっては麻酔して手術をするという事に耐えきれない場合もあるそうなので、安易に手術が全てを解決してくれるという訳ではない事は頭にいれておきましょう。
ハムスターがかかりやすい病気(その他)
1:外傷・骨折
ハムスターは非常に縄張り意識の強い動物です。1つのケージの中に複数飼育する場合はハムスター同士で喧嘩をしてしまう事もあるので、あまりに喧嘩が続くようであればケージを分けて飼育してください。またハムスターは回し車やケージ内での落下などで骨折してしまうこともあります。いつもと歩行の様子が異なる場合は直ぐに病院につれていきましょう。
2:便秘・下痢
ハムスターは便秘や軟便・下痢などの症状になりやすいです。主な原因は寄生虫によるものですが、稀に食事が原因の場合もあります。下痢が続くと脱水症状をおこしてしまい、著しく体力が低下してしまうので、早めに病院につれていき処置してもらいましょう。
3:脱毛
ハムスターはストレスを感じやすい動物のため、過度にストレスを与えてしまうと毛が抜けてしまう事があります。またストレスだけでなくケージの衛生環境、巣材のアレルギーなどの飼育環境によっても起こりえます。日常的にストレスを与えない事と常に清潔な環境にしてあげることが脱毛の予防になります。
ハムスターはかわいくて飼いやすいので、今大人気ではありますが、一緒に生活している中で不調のサインを見逃さず、病気の可能性も考えながら健康に注意していきましょう。