暑さ寒さに弱いハムスター
一般的にハムスターは暑さ寒さに弱いと言われています。ハムスターの多くが乾燥地帯で生息している事もあり、日本の寒さに適応するのは非常大変です。またロシアやモンゴルなどの寒い地域に生息しているハムスターもいますが、基本的には地中の巣穴で生活しているため、気温が一定温度で安定しているため、過ごしやすい環境になります。
自然界のハムスターは他の動物と同様に冬までにしっかりと食料と脂肪を蓄え、春になるまで「冬眠」する事があります。しかし屋内でペットとして飼育されているハムスターの場合「冬眠」ではなく、「疑似冬眠」することがあると言われています。
ハムスターの疑似冬眠って?
ハムスターは一見身体全体がふさふさの毛に覆われているので寒さに強いと勘違いしてしまう飼い主さんもいらっしゃいますが、実はハムスターは寒さに弱い生き物なんです。
一般的にハムスターを飼育するうえでの適温は20~25℃(種類によって15℃~28℃まで変動します)で、湿度も40~60%くらいが最も適していると言われています。
しかしハムスターは気温が10℃以下になってしまうと冬眠とよく似た「疑似冬眠」をしてしまうと事があります。この「疑似冬眠」とはどういったものでしょうか。冬眠という名前がついているので、冬眠と同じようなものと思っているかたもいらっしゃるかもしれませんが、実はこれ非常に危険な行為なんです。
ハムスターの疑似冬眠とは、ハムスターが低体温症をおこしてしまい、生命を維持する機能が低下したために起きる危険な状態です。急激に外気が下がるとハムスターは体のエネルギーを使って体温を高めようとしますが、やはり小さな体だと限界がありエネルギー不足に陥ってしまい、低体温症引き起こしてしまい、疑似冬眠(仮死状態)になってしまいます。
疑似冬眠をしてしまったハムスターは基本的にはそのまま亡くなってしまう可能性が高いですが、発見が早かった場合は起こしてあげることもできます。その場合は室内の温度を上げたり、ハムスター用のヒーターやカイロ、人肌温度のお湯を入れたペットボトル、ドライブなどを使って徐々に体温を取り戻してあげるようにしましょう。
ですがやはり最も大切なのは疑似冬眠しないように飼育環境を適切なものにしてあげることです。そこでおすすめの防寒アイテムをご紹介したいと思います。
ハムスターにおすすめの防寒対策について
ハムスターの防寒対策にはどのような方法があるのでしょうか。勿論飼育環境によって出来る事、出来ない事ありますが、主な対策としては下記のような対策があります。
1.巣材を通常よりも多めに使用する又はふわふわの巣材を使用する
2.ケージの周りを段ボールや集めのタオルや毛布などで囲い保温効果を高める
3.ハムスター用のヒーターを使用する
4.保温効果の高い布や綿をケージいいれる
5.常にエアコンをかけておく
ここで今回おすすめしたいのが、「3」のハムスター用のヒーターを使用する事です。
おすすめの防寒アイテム:ヒーター(パネルタイプ)
ハムスターの防寒対策におすすめなのがハムスター用のヒーターです。ヒーターといっても大きく分類すると「パネルタイプ」「保温球タイプ」「ドームタイプ」があります。
初心者含め最も多くの人が利用しているのが「パネルタイプ」です。
パネルタイプのヒーターはケージのしたに設置するだけで、設置した部分を温めてくれるので、普段ハムスターが寝床にしているところ近辺に敷いてあげるといいでしょう。
またパネルタイプにも自動で温度管理してくれるタイプのものや、温度調整出来るタイプなど様々ありますので、ご自身やハムスターの飼育環境にあったヒーターを選ぶのがいいでしょう。
おすすめの防寒アイテム:ヒーター(保温球タイプ)
「ヒーター(保温球タイプ)」の特徴は、保温力が強く、広範囲を温めることが出来る事です。設置位置や角度を変えることで温度調整することができます。
ただしヒーターは高温のため、ハムスターが直接触れてしまうと火傷や怪我などをしてしまうので、絶対にハムスターが直接届かない位置に設置しましょう。
保温球タイプはケージ内の温度を適温に為に位置調整や温度計の設置が必要なので、ハムスターの飼育になれている上級者向けのアイテムです。
おすすめの防寒アイテム:ヒーター(ドームタイプ)
「ドームタイプ」のヒーターは巣箱のような形になっており、ドームの中にハムスターが入って温まるタイプのヒーターです。ドーム型になっているため、熱が逃げにくく保温性が高いので、ドームの中でハムスターが寝てしまう事もよくあります。
ただし、ヒーターを直接巣の中に入れるため、配線部分をハムスターがかじらないように注意する事が必要です。またドームタイプにはあまり大きいサイズのものがないため、小型~中型タイプのハムスターの使用がおすすめです。
ハムスターの防寒対策は寒くなってからでいいと考えている人もいらっしゃいますが、近年の日本の気候を考えたときに、いつ急に寒くなるかわかりませんので、11月に入ったくらいからしっかりと準備をして、ハムスターが快適に過ごせるようにしてあげましょう。