写真を撮る時に「はいチーズ!」を使う理由って?
写真を撮る時に「はいチーズ!」と言う理由ということで、写真にまつわる雑学を紹介します。
写真を撮る時の定番の掛け声の一つに「はいチーズ!」というものがあります。
皆さんも結婚式や披露宴、2次会はもちろん、友人同士や家族で写真を撮る時に普段からよく使われていると思いますが、なぜ写真を撮る時に「チーズ」と食べ物の名前が出てくるか考えた事はありませんか。
不思議ですよね。
写真の「はいチーズ!」は日本発祥ではないってホント?
実は写真撮影をする時に「はいチーズ!」と掛け声をかけるのは日本だけではありませんでした。
それどころか日本で「はいチーズ!」と掛け声をかけるのは、海外が発祥で日本に持ち込まれたものなんだそうです。
実際に、海外の結婚式や披露宴2次会、パーティーなどで写真撮影をする時には、まず写真を撮影する側が”Say cheeze!(はいチーズ!)“と掛け声をかけます。そして、写真を撮られる側が“Cheeze!(チーズ)”と答えて写真を撮影しています。今とは違ってお互いが”Say cheeze!(はいチーズ!)“と言い合ったそうです。
なぜ、写真撮影の時にこのような掛け声が使われるようになったのかというと、チーズが自然に笑顔を作れる食べ物だったからです。
外国人が”cheeze”と発音すると、母音が「イ」であることから、自然と口角が上がって笑顔が作られますね。つまり「はい チーズ」とはスマイル(笑顔)を作る為の言葉だったのです。
特別だった写真撮影で緊張を解すために掛け声が必要だった
そもそも、なぜ写真撮影の時に笑顔になるような掛け声が作られたのかというと、昔の写真撮影が高価なものだったことに起因しています。現代はスマートフォンなどの機器を使って、誰もが気軽に写真を撮れる時代になりました。
しかし、昔は写真を撮影するためのカメラは一般的には普及しておらず、街の写真館でしか撮影を行う事ができませんでした。そのため、写真撮影は一般的なものではなく、一枚の写真を撮影するだけでもかなり高額のお金を支払わなければ写真を手に入れる事ができなかったのです。
高額のお金を支払っているのだから絶対に失敗出来ないと考えてしまうと、緊張で表情が固くなってしまうのも仕方はありません。
そこで、自然と笑えるように“Say cheeze!(はいチーズ!)”という掛け声が誕生したのでした。
写真撮影時の掛け声に「チーズ」が選ばれた理由って?
母音が「イ」となるものはチーズ以外にもたくさんあったはずです。
では、なぜチーズが選ばれたのかというと、当時は美味しい食べ物の中でもチーズが特に人気があり一般家庭に広く普及していたからなんです。
緊張している時に美味しい食べ物を想像するとリラックスして、自然と緊張もほぐれますが、その中でも想像しやすい皆の共通する美味しい食べ物がチーズだったのです。
その後、日本も含めて世界各国で写真撮影といえば「はいチーズ!」となっていきました。
世界各国にも写真撮影の色々な掛け声があるってホント?
世界では写真撮影の時にどのような掛け声をかけているのかについて紹介していきます。
世界ではもちろん「はいチーズ!」が広く知られていますが、国によって別の美味しい食べ物の名前を掛け声にしている国もあります。
例えば、お隣の国である韓国では掛け声が「キムチ!」で、中国では「チェズ!(茄子)」です。スウェーデンが「オムレツ!」、スペインが「ポテト!」ドイツでは「スパゲッティ!」となっています。他の国ではロシアも「チーズ!」が掛け声となっており、メキシコは「ウイスキー!」が掛け声になっているそうです。
食べ物以外では、フランスが小さなの猿の名前である「ウィスティティ」を掛け声とすることもあるそうです。「ウィスティティ」については「イ」が2回出てくることから、より口角が上がって笑顔になれると考えられています。
共通していることはどの国も笑顔を作る為の言葉が使われているということです。
写真撮影時の掛け声が日本で広まった歴史って?
日本に「はいチーズ!」という掛け声が広まったのは戦後だそうです。
1963年の雪印乳業(現・雪印メグミルク)のチーズのテレビコマーシャルがきっかけで、それ以降日本に浸透しました。
テレビコマーシャルでは、写真撮影でうまく笑うことのできないモデルさんを見たアメリカ人カメラマンが「Say Cheese,please(チーズと言ってごらん)」と声をかけるという内容でした。
そして、「チーズ」と言ったことで、モデルさんの表情が自然と明るくなり写真撮影がうまくいった、というテレビコマーシャルとなっています。
この内容のテレビコマーシャル(テレビCM)が流行したことによって、「はいチーズ!」が写真撮影の定番となりました。
はいチーズ!は日本人には向いていないの?
日本では当たり前となった「はいチーズ!」の掛け声ですが実は、日本人の写真撮影には適してはいないと言われています。
それは、外国人のチーズの発音であれば最終的に口の形が「イ」になりますが、日本語の発音では「ウ」で終わってしまうからです。
たまたま海外の定番であったことから日本にも掛け声として知られるようになっただけで、本来は日本人には向いていなかったのです。
それでは日本人にとってどのような掛け声が写真撮影に向いているのかというと、こちらも定番である「1+1=2」(いちたすいちはっにっ)はよく使われているかと思います。
数字の2は母音が「イ」となるので、自然と口角があがります。
また、美味しい物で日本的な食べ物を写真撮影の掛け声に使うのであれば「お寿司!」や「すき焼き!」「アップルパイ!」などもいいかもしれませんね。以上が「写真を撮る時にはいチーズと言う理由」についてでした。
皆様も大事なシーン、結婚式、披露宴、2次会 同窓会、七五三、イベントなどで写真撮影をする事も多いと思いますが、自分の撮りやすい掛け声を考えてみたり、プロカメラマンがどういう掛け声で撮影しているか調べてみるのも面白いですね。