大人気漫画『キングダム』ってどんな漫画?vol.1

キングダムとは

「キングダム」とは、、原泰久による日本の漫画作品で、『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて2006年9号より連載スタートしました。57巻発売時点で累計6,400万部を突破している大人気漫画で、紀元前3世紀の古代中国の春秋戦国時代末期が舞台になっています。

後に秦の始皇帝となる秦王「政」と下僕の身分から天下の代将軍を目指す主人公「信」の活躍を中心に描かれています。

キングダムは漫画だけではなくテレビアニメで第一シリーズ(2012年6月4日から2013年2月25日/全38話)、第二シリーズ(2013年6月8日から2014年3月3月2日/全39話)と「NHK BSプレミアム」にで過去2回放送され、2020年4月6日からNHK総合にて第三シリーズが放送開始されました。

また2019年4月には実写映画化され、主演の信役を山崎賢人、秦王政を吉沢亮が演じ、興行収入が約57.3億円という大ヒット映画となりました。

他にもPlayStation Portableでのゲームや、スマートフォン用のゲームが作られたり、2016年7月30日から2016年9月4日には作者原泰久の故郷佐賀県で「キングダム展」が開催されました。このキングダム 展覧会では、複製原画や「王騎の矛(ほこ)」などの復元品などが展示されファンにとっては非常に貴重な機会となりました。

戦国七雄とは

キングダムの舞台となっている戦国七雄とは紀元前3世紀の中国「戦国時代」に有力であった七国のことをいいます。中国史では春秋戦国時代として認知される事が多く、主に紀元前770年に周が都を洛邑(成周)へ移してから、紀元前221年に秦が中国を統一するまでの時代のことを総括された名称です。紀元前403年に晋が「韓・魏・趙」の三国に分裂する前を春秋時代と呼び、それ以降の時代(秦が中華統一を図るまで)を戦国時代と呼び、その中でも特に有力な「秦、魏、趙、楚、燕、韓、斉」の総称が戦国七雄です。

この戦国時代にはこの七国だけしか存在していないと勘違いをしている人も多いですが、実はこの七国が特に有力な国家であっただけで、この七国以外にも多数の小国が存在していたのはあまり知られておりません。

©戦国七雄 – Wikipedia

所説ありますが、紀元前905年~紀元前207年に存在した国でキングダムの主役国です。最も西にあり、紀元前221年に始皇帝によって中華統一を果たしました。

趙は紀元前403年から紀元前228年に存在した国で、韓・魏と共に晋から独立したため「三晋」と呼ばれています。キングダムでは現在発行されている57巻まで秦の敵対国として非常に重要な役割を占めている国として描かれています。

戦国七雄の中で最も広大な土地をかまえていたのが「楚」です。楚は紀元前11世紀~紀元前223年に滅亡するまで約900年近くにわたって存在しました。

魏のはじまりは諸説ありますが、紀元前453年または紀元前403年~紀元前225年まで続いた王国で、韓・趙と共に「晋」から独立したため、これら三国「三晋」と呼びます。

燕は紀元前11世紀頃から紀元前222年までに存在した北東に領土を構えていた国です。現在の北京を中心とした地域といえばわかりやすいでしょうか。

斉は紀元前386年から紀元前221年に存在した国です。「東帝」の時代には最盛期を迎え、戦国七雄の中でも最も強力な国として存在しておりましたが、紀元前284年に燕・韓・魏・趙・秦の合従軍の攻撃を受け大幅に領土を減らされ、勢力も縮小していきました。

韓は戦国七雄の中でも最も領土の小さい国で、魏・趙と共に晋から紀元前403年に独立し、紀元前230年まで存在しました。

信と政の出会い~成蟜との闘い

主人公の「信」と同じく奴隷生活をおくっていた「漂」は天下の代将軍を目指すために日夜剣術の修行に励んでいました。そんなある日たまたま信と漂が剣の勝負をしているところをたまたま「昌文君」という秦の文官が通りかかり、秦王「政」に瓜二つであった「漂」を見つけました。漂は秦王政の影武者として王宮に仕えるようになりましたが、政の弟「成蟜(せいきょう)」がクーデターを起こし、漂は政の身代わりとして暗殺されてしまいます。

漂は信に二人の夢「天下の大将軍」になることを託し、政がいる「黒卑村(こくひむら)」に行くように伝えました。黒卑村に行く道中には「河了 貂(かりょう てん)」と呼ばれる後に信の軍の軍師となる人物に出会います。

黒卑村で政と初めて出会った信は政と漂が瓜二つの容姿である事から事情を理解し、最初は政を恨みますが、漂との夢をかなえるため政に仕えること決心し、成蟜との闘いに向けて進みました。その後昌文君の部隊も合流し、秦の都「咸陽」を目指しますが、戦力に圧倒的な差があるため、「山の民」を新たな戦力として加えるため、山の民の王「楊端和(よう たんわ)」を説得しました。

山の民の戦力を合わせても約3,000人しかいない政の国王軍は、いかにして成蟜軍約80,000人と戦うか戦略を練っていきます。成蟜からは50人だけ王宮に入る事を許された国王軍は、信の部隊が成蟜の本殿を目指し、政、楊端和、昌文君ら残った部隊で信が本殿まで行く時間を稼ぐのです。本殿にたどり着いた信が成蟜軍を鎮圧し、無事に政が王の座を奪還するのです。

映画「キングダム」

2018年4月のコミックス第50巻達成を記念して実写映画化された「キングダム」では、信と政の出会いから成蟜軍との戦いまでを実写化しました。ちなみに主人公「信」を山崎賢人、「政」と「漂」を吉沢亮、河了貂を橋本環奈、昌文君を高嶋政宏、楊端和を長澤まさみ、成蟜を本郷奏多が演じました。

キングダムの興行収入は約57.3億円で2019年の興行収入ランキングで9位にランクインするほどの大ヒット映画となりました。

©2019映画「キングダム」製作委員会


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